本日、連休明けの木曜日ですが引き続き店休日となっております。本日は夕方より明日からの準備にお店に入りたいと考えています。さて、本日は移動販売と店舗販売について書いていきたいと思います。たこ焼きと言えば思いつくのは縁日の屋台なのではないでしょうか。フランス料理や中華料理などと違って、ライトなイメージがあるたこ焼きですが、移動販売と店舗販売の経営的な分析をしてみました。
移動販売と店舗販売の違いについてまとめてみました。
<店舗販売>
- 店舗を借りて営業する。
- 基本的に待ちの商売。
- 移動できない。
- 家賃が発生する。
<移動販売>
- 移動販売車を購入して営業する。
- 基本的に攻めの商売。
- 移動できる。
- 場所代が発生する。
簡単に条件の違いを書くと上記のようになるのではないでしょうか。移動販売は常に人通りが多い場所で営業する事が出来る反面、その場所代を支払わなくてはなりません。家賃こそ発生しない物の初期投資である移動販売車の減却も併せて発生します。一見、家賃が発生しないからランニングコストが低く抑えられると思いがちですが場所代が発生する事によって、店舗営業と比べても大きなメリットは無いと思います。
さらに、私が考える移動販売の最大のデメリットは
作業スペースが狭いので肉体的なダメージが大きい。
大きな自動車を用いるのなら狭くはないでしょう。しかしながら、そこには多額の初期投資が発生します。ほとんどの場合は軽自動車程度の移動販売車を造るのではないかと思います。保険所の営業許可を取得する為には限られたスペースに必要な設備を詰め込まなくてはならず、どうしてもスペースに限りが出てきます。移動販売において、もう一つ考えているデメリットは
固定客が得られにくい。
店舗営業の場合は移動する事が出来ないので、お客様は「お客様都合」で来たい時に来店する事が可能ですが移動販売の場合は移動するのでどうしても「お客様都合」だけで来店する訳にはいきません。
単純に飲食業として考えるのでしたら移動販売はおすすめできません。
しかしながら企業理念次第では夢のあるビジネスだと思います。
先日の閉店ラッシュのスーパーマーケットでも書いているのですが、例えば「過疎地域のお年寄りのお客様に美味しいたこ焼きを食べてもらいたい」などの理念がある場合には違います。この場合、確実に固定客がついていくからです。その場所に行くと必ず売り上げが上がるので売り上げ予測が正確です。さらに、過疎地域において場所代は必要ではありません。
過疎地域のおじいちゃん・おばあちゃんも喜んで、自分自身も利益が上がる。まさにWin to Winの関係です。単純に利益を追求するだけではなく、このようなビジネスモデルでしたら社会貢献にも繋がり「夢」のある商売だと言えます。
私も将来的には移動販売による飲食店を過疎地域で展開したいと考えています。本日も引き続きお休みの日ですが仕込み等を頑張りたいと思います。
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