出典:中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
http://nikkei225jp.com/china/
本日、2015年8月21日は世界同時株安の日となりました。上海総合指数も2パーセント台後半のマイナスに転じており、日経平均株価も当記事を書いている14時35分現在、-564.01円(-2.82%)19,456.84円と大幅な下げ幅を記録しています。米ドルも今朝方123.48だったのが現在122.88まで下落しています。
世界中の投資家は中国経済の行方を注視しています。
米大物投資家、中国株を“投げ売り” 上海市場暴落、米国シフト強化へ
米著名投資家のジョージ・ソロス氏(85)が中国を代表するIT企業を見限った。同氏が率いるヘッジファンドが、米国の株式市場に上場する中国の電子商取 引大手、アリババ・グループ・ホールディングの保有株をほぼ全株売却したほか、同国の検索大手、百度(バイドゥ)株も約8割手放したのだ。上海市場の株価 が再び暴落モードに入るなか、ニューヨークでも中国企業に対する視線は一段と厳しくなっている。
出典:ZAKZAK by 夕刊フジ 2015年8月21日付
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150821/frn1508211140001-n1.htm
世界的に有名な投資家であるジョージ・ソロス氏は、中国経済に失望し自身の保有株の大半を投げ売りしたと言うのです。リーマンショック以降、世界経済を牽引してきた中国が今や沈みゆく巨大船の様相を呈しています。最近の急激な原油安は大国ロシアを追い込み、中国はバブル崩壊や株価の暴落で追い込まれている状況です。あまり想像したくないシナリオですが、このままの状況が続くと東アジアにおける危機的な状況は加速度的に進んでいく事になります。
米国の大富豪ジョージ・ソロス氏が、新たな世界大戦の可能性があることを示唆した。それは中国と米国の抗争から始まる、という。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/life/20150523/366069.html#ixzz3jQYlRUzw
2015年5月にジョージ・ソロス氏は、このままの状況が続くと第三次世界大戦もあり得ると発言しています。まさに激動の時代と言わざるを得ない最近の事象は、飲食店事業を営む私としても注視しなくてはならない重大なことなんです。今は、とにかくキャッシュフローを全く考慮せず大量の包装資材や原材料の仕入れ&ストックに精を出しています。今日100円で買えていたものが一晩で数倍になる事もあり得ない話ではないからです。
前回の記事(セネガルのタコ)でも書きましたが、たこ焼きに使用するタコのほとんどは輸入に頼っています。今現在の日本円の貨幣価値でも最近の円安によってタコの仕入れ価格はじわじわと上がっています。数年前(1ドル80円の時)に比べて30%程度コストが上がっています。もはや、週末起業のたこ焼き屋さんを営むことは常に情報を得て、相場観を発揮して対策を実施していかなくては安定した利益を出し続けられない状況にあると言えます。
黒田緩和にイエローカード、国債売買高が7割減-札割れ不可避か
(ブルームバーグ):日本国債の売買高が過去最低に落ち込んだ。日本銀行による市場流動性の低下に関する最新のデータが明らかになる中、市場では中央銀行の巨額の国債買い入れがもたらす副作用への懸念が強まっている。
日本証券業協会の統計を基にブルームバーグが算出した国債売買高 (政府・日銀や日本郵政などを除く)は7月に合計15.6兆円とデータでさかのぼれる2004年以降で最低だった。この期間で高水準を記録した12年4月の57.4兆円から7割を超える減少だ。
出典:ブルームバーグ 2015/08/21 09:23 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NTEK0Y6K50XU01.html
本日は、世界同時株安のニュースばかりが目立ちますが週末起業のたこ焼き屋さんが最も危惧しているのが日本国債の金利であり、格付けであり、貨幣価値の毀損です。世界同時株安の裏で確実に進んでいく日本国債の札割れ。様々なニュースがある中で、このニュースほど私たちの生活に多大な影響がある恐れのあるニュースはないのではないでしょうか。もはや、アメリカも日本もこれ以上の量的緩和を実施するのが極めて難しい状況です。量的緩和を実施すれば、更なる貨幣価値の毀損が待ち構えている事になり、近い将来のリスクを回避する事は事実上不可能だと思います。
このような状況の中でのジョージ・ソロス氏の警告は、本気で危機感を感じるに十分な事象です。さて、本日は店休日明けの金曜日。今を精一杯楽しみながら全力で努力していきます。
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