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週末起業でたこ焼き屋

お持ち帰りたこ焼きがブレイク

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お持ち帰りたこ焼きが大好評。毎晩のようにスーツを着た紳士が私のお店のたこ焼きを次のお店へ持参しています。近隣のお店からの注文も師走に入り拡大。着実に増え続ける顧客に手応えを感じます。

ホステスさんに評判が良いお土産を常に探している人たち

師走の繁華街。気温は下がってきたけれど人々の活気は熱く高まっています。そんな中、私のお店のたこ焼き屋さんもお持ち帰りたこ焼きの受注が大幅に増え続けています。夜のお店に集う紳士の方々は常に「ホステスさんに評判が良いお土産」を探し続けています。お土産の代表格はお寿司だと思いますが、その他にも手羽唐やケーキなど夜の繁華街にはお店のホステスさんが喜ぶお土産のオンパレード。

当然、私が営業している繁華街にも同業種は存在します。とはいえ私を含めて3店舗しかありません。競合他社のたこ焼き価格は高くても500円。それに比べて私のお店は800円と高額にも関わらず、受注が増え続けています。過去にお土産の香りという記事を書きました。その記事の中でも触れているのですが私の持ち帰りたこ焼きには「掛け紙」がかかっています。この掛け紙はたこ焼きの温度で何ともいえない良い香りがします。そしてまた、パックの中に木舟を入れて提供しているので高級感もあります。

これはお土産で持っていく人が「誇らしい」気持ちになることを願って考えたことです。開業後8カ月目ですが少しずつ成果が出始めています。お持ち帰りのお客様にホステスさんやママさんの反応を聞くことが多いのですが全てのお客様が

「この店のたこ焼きを持参したらヒーローですよ」

このような嬉しい感想を頂きます。どんなに美味しいたこ焼きだとしても包材によって価値は変わってきます。最高のたこ焼きを自負するのであれば当然のように包材にもこだわる必要があります。このポリシーがお客様に評価されたことを意味します。

お客様が買い物係になっているケースも

最近では手ぶらで入店したお客様が途中でママやホステスさんなどに「たこ焼きはないの?食べたい、食べたい」とせがまれて途中でお店を抜けて買いに来るお客様も数人ほどいます。中にはママさんが次の日に子供の弁当に入れるから買ってきてなどということもありました。非常に嬉しいことです。まさに、たこ焼き屋冥利に尽きるコメントだと言えます。

手ぶらで入店するよりも、たこ焼きを手土産に持参すると手ぶらの数倍くらい喜ばれるのですからお土産が常習化していくのだと思います。恐らくこれまでもお寿司や手羽唐などのお土産を持参したこともあるのだと思いますが、それよりもインパクトがあり評価も高かったのだと推測しています。

お客様は冷静です

お持ち帰りする紳士の方は全てといっても過言ではないくらいに酔客です。つまり酔っぱらっていて、これから行くお店のことでワクワクしている状態。そんな状態ですので、我を失っているのかというと意外に冷静だということがわかりました。

お寿司よりも安くて喜ばれるからコストパフォーマンスが高いよ

これを聞いた時に「なるほど確かにそうだ」と実感しました。お寿司ならば最低でも千円以上はしますが、たこ焼きならば高くても数百円程度。その上ホステスさんからの評判も良いとなれば割安なお土産と言えるのではないでしょうか。お持ち帰りたこ焼きは包材コストがかかるために店内飲食の700円に包材代を100円のせますので800円。開業当初はどうしても割高になると憂慮した記憶もありますが現在では全く問題ないことが実証されました。

営業時間3時間という希少性

私のお店は日曜・祝日・木曜日を店休日として19時から22時までしか営業しないお店。21時を過ぎて来店数が多い場合はお持ち帰りのオーダーも断ります。そのため、お土産を買いに来る紳士の方々の来店時間は19時前後。営業時間が少ないのは希少性があるということであり、プレミアムなんです。狭い店内に1人で切り盛りしているお店だからこそのプレミアム。深夜や明け方まで長時間営業をしているお店とは一線を引いています。

そのプレミアがたこ焼きの価値をさらに高めていると最近では感じています。夜のお店のママさんにとっても閉店間近の深夜に来店していた常連様も、たこ焼きをお土産にするためには私のお店の閉店までに持参する必要があり、来店時間が早まっているはずです。これはママさんたちも好都合なのではないでしょうか。

さいごに

店内飲食だけではなくお持ち帰りの商材を作ることによって確実に売上は上がっていきます。高品質な名物料理をお持ち帰りできる形にすることはランチメニューを充実させるよりも重要なのではないかと個人的に考えています。私の地元にあるチェーン店のうどん屋さんも売上構成比の約3割がテイクアウトで占められていると聞いたことがあります。この会社にとってテイクアウトは重要なアイテムであり利益が出やすいアイテムだともいえます。

対照的に個人営業で経営しているうどん屋さんの大半はテイクアウトメニューがありません。自信を持って提供できる高品質なうどんであれば是非ともテイクアウトも考えられた方が良いと思います。

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