私が最初にコンピューターを購入したのは1993年あたりだろうか。当時はまだwindows3.1が普及していて、MsDOSなどもまだ存在していたころです。当時はハードディスク内蔵のパソコンもまだメジャーではなく、フロッピーディスクを入れてDOSを読み込ませるなどの作業もありました。そんな中で、当時19歳だった私はローンを組んでマッキントッシュLC630を購入しました。
参考:http://www.soundstock.org/mac/lc630.html
あれから約20年。技術の進化は凄まじく、今では携帯電話とパソコンが一体化したスマートフォンまで登場しました。20年前ではSF映画に登場するかのような機器を何の抵抗もなく人々は使いこなしています。そればかりか、最近では自動車が危険を察知して勝手にブレーキをかけるモデルまで発売されています。
そんな中、いよいよ人間に代わって仕事をする様々なロボットやコンピューターが登場し始めてきました。その業界は特に人材が集まりにくい職種に始まり、コミュニケーションがとれるロボットまで多種多様な仕事を人間の代わりにロボットが行ってくれます。また、映画ターミネーターの世界のような軍事用ロボットも数多く開発されています。
「スカイネットの悪夢」〜 軍事用ロボット
「人間代用ロボ」を米軍が開発へ 米国防高等研究計画局(DARPA)は、2足歩行ロボットを兵士の代理(アバター)として行動させる『Avatar』プロジェクトを開始。
出典:NAVERまとめ
もう数年先には、戦場でロボットに殺される兵士も出てくるかもしれません。既に無人戦闘機や無人偵察機などは実戦配備されており、実際に中東での戦闘に使用されています。そんな加速度的に進化を遂げている人工知能やロボットですが、一般社会においての労働力になってくる時代は近い将来に現実のものとなるかも知れません。英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授は、あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してレポートとしてまとめています。
たとえばバーテンダーの仕事。これがコンピューターに代わられる確率は77%。
「コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進む中で、これまで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に代わられようとしています。たとえば、『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車は、これから世界中に行き渡ります。そうなれば、タクシーやトラックの運転手は仕事を失うのです。
出典:現代ビジネス 賢者の知恵 2014年11月
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925
自動運転システムは、特に運送業界においては切望しているシステムだと言えます。現在、物流業界は「2015年危機」と言われており圧倒的に不足しているドライバーの確保に躍起になっています。やはり業務内容が過酷な運送業には人が集まりにくいのでしょうか。私が18歳で就職した会社は運送会社でしたのでトラック運転手の過酷な職場環境を身をもって体験していますので、その部分は理解できます。さらに追い打ちをかけるのが少子化です。今後の10年を考えていくと労働力不足は深刻な状況になる事が予想されます。
モノが運べない!?“物流危機”
日本の経済を支える大動脈「物流」。しかし今、消費地や取引先にモノが運べなくなったり、配達に遅れが出たりするなどの“物流危機”に陥る恐れが指摘されている。背景にあるのが7万人にのぼるとされるドライバー不足。
これからの日本は労働力確保の為に大量の移民を受け入れながら、ロボットによる労働力確保をしていかなくてはならないのでしょうか。
産業用ロボットが「たこ焼き」に挑戦!
産業用ロボットのシステムインテグレータである弊社は、次世代コミュニケーションロボットの開発と平行し、産業用ロボットのサービス用途開発を展開します。今回、そのPRの一環として、汎用のアーム形産業用ロボットで「たこ焼き職人の匠の技」を再現。
出典:東洋理機工業株式会社
近い将来、私のたこ焼き屋さんもロボットが焼いて接客しているようになるのかも知れません。このニュースは2008年のものですので更なる進化を遂げている可能性があります。これからの時代は、人間にしか出来ない事を仕事にしていく以外に生きていく術は無いのかもしれません。
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