昨晩は、忙しくなかった金曜日もあって仕込みも少なめに気持ちもゆっくりモードでした。しかし、オープン当初から満席。お持ち帰りの注文も入り、閉店までフル操業な夜でした。売上額も過去二番目を記録しました。本当に有り難いことで、感謝しかありません。本日は日曜日でお休みですが、月曜日からお昼の仕事も忙しいのでお店の掃除や仕込みをします。週末起業の飲食店を始めて思うのですが、本当に飲食業はハードワークです。私のような3時間営業のお店でさえ、これだけの仕事量があるのですから一般のお店の大変さは想像以上だと思います。
人の三倍働いて、人の1.5倍の給料。
この言葉は、私が高校生のときに八百屋さんのバイトをしていた頃に社長さんがよく言っていた言葉です。昨今の不況によって、個人経営の飲食店の多くは「人の三倍働いて人の半分以下の給料」となっているのではないかと感じます。先日、いつもお持ち帰りのたこ焼きを頼んでくれる路面店に御礼も兼ねて食事に行った際にママが「本当にお客様が少ない。お店をたたもうかと思う。」と言っていました。私も実際に経営してみて実感したのですが、一晩に数千円程度の売上の日もあります。生業としての飲食店の場合、どれだけ不安な気持ちになるのか。どれだけ売上が悪くても今月の家賃は待ってくれません。運転資金が潤沢にあるのでしたら別ですが、ほとんどの個人経営の飲食店は疲弊しており、とてもそのような状況にはありません。
「不景気な業界」7つの特徴
「飲食業界は、店舗の営業時間が長いうえに繁閑を読むのが難しいため、店員の長時間労働が常態化。休日はろくに取れず、休憩時間は客待ちの空き時間に充てることが多い」と語るのは、企業の人事労務関連のコンサルティングを手掛ける社会保険労務士の佐藤広一氏。
出典:日刊SPA! http://nikkan-spa.jp/707514
全国に展開する居酒屋チェーンのワタミでも過剰労働が話題になりましたが、飲食業は本当に仕事量が多く長時間労働になりがちです。そんな飲食業ですが、それでも様々な飲食店が日々増えていっています。それは何故か。
本当に遣り甲斐のある商売だからではないでしょうか。
お客様が満面の笑みで「美味しかったよ。また来るからね」と言って頂けるのは本当に幸せなことです。お客様の反応がダイレクトに感じられる飲食業は、努力がすぐに実感できる仕事です。本日も、早起きしてお店の準備をしていますが苦ではありません。週明けにまた、お客様の笑顔が見れる期待感があるからです。お掃除をしっかりして月曜日に備えたいと思います。
この記事へのコメントはありません。