昨日は、夕方から生ビールの勉強のためにビールバーや居酒屋さんを数件ほどまわって帰宅しました。飲食店をはじめて以降、他店の生ビールに対する見方は劇的に変わりました。それまでは、あまり深く考えて呑んでいなかったのですが最近ではビールサーバーの掃除具合や、ビールジョッキやタンブラーの洗浄具合などを意識しながら呑んでいます。
以下は私のお店で提供していますキリンビール一番搾りの説明サイトです。
一番搾りをお届けするまで|商品で見る「キリン品質」|品質への取り組み|キリン
http://www.kirin.co.jp/csv/quality/chain/products/ichiban.html
メーカーとして、原材料を厳選し徹底的にこだわったビール作りをしているのが理解できます。生ビールの場合、酒屋さんに入荷した段階では最高の状態であることがわかります。問題は、酒屋さんから飲食店に運ばれた後です。せっかくビールメーカーが高品質な状態で販売をしていても提供側の飲食店の意識が低い場合は、美味しくない生ビールとして提供されます。
私の予想では、恐らくビールメーカー各社は最終提供者である飲食店のビールサーバーのメンテナンスには頭を抱えているのだと思います。物質的なことだけで解決するのでしたらメーカーは、どんどん提供して終わりなのですが生ビールサーバーのメンテナンスには役務が発生します。飲食店にとって役務はコストですので、メーカーとして飲食店にコストを強いることが出来ないからです。
一般消費者は、飲食店で生ビールを呑んで美味しかったらその銘柄の缶ビールを買うといった傾向があると聞いたことがありますので卸し先の飲食店の生ビールのレベルはビールメーカーとして大変重要なこと。
昨日、一番最初に行ったお店の生ビールは1杯1200円~2500円程度の値段でしたが品質は到底その値段に見合わないビールでした。その原因は恐らくビールサーバーの洗浄とタンブラーの洗浄です。特にタンブラーの洗浄は深刻な状態だったと思います。私のお店の生ビールは700円。かなり薄利で提供していますので生ビールばかり売れても売上は上がりますが利益にはなりません。
高品質な生ビールをリーズナブルな価格でご提供。
このミッションを実現しているだけでも競争力があるのではないかと感じた一日となりました。その他、様々な発見や気づきがありました。それを自分のお店の改善点として捉えて努力し続けます。お客様の幸せそうな笑顔のために努力するのは苦になりません。むしろ、その努力が報われたときの幸せ感は言葉に表せないくらいです。
本日、週末の金曜日。今夜は昼間の仕事で閉店後すぐに自動車で移動して現場に向かわなくてはなりません。ハードですが、乗り切りたいと思います。
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