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週末起業でたこ焼き屋

導入を検討している翻訳機FreeTalk(フリートーク)

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今年に入り私のような小規模な飲食店にも外国人観光客が訪れるようになってきた。ここで問題となるのが言葉の壁だ。

最近は本当にありがたいことに県外の観光客などの来店が増えている。昨晩も東京で私のお店の噂を聞き来店してくれたご夫婦もいた。今年の後半に入り一週間で平均10人~15人程度の県外客がお店に来てくれる。料理の写真を一眼レフなどで撮影しているのは殆どが県外からのお客様。

私のお店は路面店ではないのにも関わらず県外のお客様が来てくれるというのは本当に助かる。

では、一般的な路面店ではどうだろうか。

私の生息する繁華街はとある政令指定都市の繁華街。今回、災害の影響もあり地元のお客様の来店頻度が激減している。すると活路を見出す先は災害も構造不況も関係ない外国人観光客。

このブログを読んでいる人の大多数は知らないと思うが路面にアイキャッチ(目を引く看板等)を出す権利を有しているのはテナントビルの一階を借りている飲食店のみとなる。

つまり、二階以上の店舗はいくら「高品質な飲食物を提供」していても路面にその事実をアピールする術がない。

これは高額な家賃を支払う路面店の特権であり、だからこそ飲食店を経営したい企業や個人は路面店を望む。そのような状況の中で外国人観光客向けの「英語表記の看板」が増えている。ま、私の生息する地域は田舎の部類なので首都圏などはもっと過激に外国人にアピールしているのだろう。

地元の、いや日本人が貧していて売り上げが取れなければ富んでいる外国人から取ってやろうと考えるのは商売人としては普通の発想。

先日、前半のたこ焼き屋が暇だったこともあり一階の明石焼き屋を従業員に任せ自身は繁華街を観察してきた。すると、あるわあるわ英語表記のアイキャッチ。しかも表看板の「英語表記」の丁寧なこと。

看板でこのレベルだから店内のメニューなども、もはや説明が必要ないほどの正確な英語で書いてあるのだと推測される。

ここで気づいてほしい。ただでさえ人手不足の飲食店。

英語が堪能な従業員やアルバイトを潤沢に雇えるとは思えない。

では、どうするか。メニューで全て解決する以外にない。ここ、私が生息する地方都市の繁華街においても「インバウンド完全対応メニュー製作」なるビジネスが隆盛している。この会社はメニューだけではなく外国人から質問されたときの返答をカードにして納品する。

外国人が日本の飲食店で質問する項目は限られているので、その部分のトラブルシューティングを「物」にしたその会社は繁盛している。とにかくいつの時代も「わかりやすく」が儲かる秘訣だ。

さあてさあて、地方都市の繁華街は飢えている。

飲食店も女の子の店も無料紹介所も飢えている。

こんなときに飛び込んでくる紳士は餌食だ。飲食店は注文したものだけの請求だが女の子の店は違う。

つい昨日の話、同伴する女の子が寿司屋で3万円以上食べたと怒っている紳士が来店された。その人は寿司屋で約4万円ほど払わせられた挙句、お店に行くと客は誰もいない。その結果、無防備な羊さんは飢えた狼さんに囲まれて数万円。

みんな飢えているのだ。まるで野生の王国の中に無防備に迷い込んでくるシカやヤギのようだ。一見、平静を保っている繁華街は今や野獣の王国となっていることに羊さんは気づかない。

もっと書くと実際に私の店が入っているビルの前に「堂々と」鎮座しているガールズバーの女の子は普段の平日に客が取れず経済的にも貧しており、「お腹すいたぁー」が合言葉のようになっている。

長身で素晴らしい容姿の女の子が「おにぎり食べたい」とは一体どのような世の中なのだと私のようなオジサンは思いにふける。

余談が過ぎたが、とにかく「これからは」というよりは「いまだいまだ」とインバウンドを狙うがそこには看板やメニューではソリューションできない問題がある。それは接客における言語の差だ。それを末端の私たちのような「繁華街に生息する生き物」に与えるような商品が発売されるというから朗報だ(笑)

その名も「FreeTalk(フリートーク)」どこの国のどこの会社が開発したかは判らないがなんと、日本語・スペイン語・フランス語・ギリシャ語・ポーランド語・アラビア語・ロシア語・英語・タイ語・チェコ語・オランダ語・イタリア語・スウェーデン語・ドイツ語・韓国語・ベトナム語・トルコ語・中国語・広東語など38言語(※今後のアップデートで拡張予定)ということなので期待がもてる。

しかもデバイスは単純で以下のような端末だ。

出展:プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES

合同会社DMM.com(本社:東京都港区、最高経営責任者 片桐 孝憲、http://www.dmm.com/  以下DMM )は、9月14日(金)に、双方向翻訳機「FreeTalk(フリートーク)」の取扱を開始することをお知らせします。「FreeTalk(フリートー ク)」はタッチパネルディスプレイ付きで、翻訳前と後の言葉を文章として見て確認することも出来るほか、履歴からリピート再生することも可能と、より実用 的なデバイスとなっております。

DMM.comが合同会社だったことに驚きを隠せない。

ま、とりあへずインバウンド需要を狙うしかない今からの時代は、このスマートな端末を片手に「おすすめメニュー」を外国人に奨めていくのが目下の生き残り策と言える。。。のか?

とは言え、全てが日本語表記の私のお店で従業員が対応する際には「誤解」が発生しないような施策として有用なアイテムだと言える。この端末はwifi環境が必須だとのことなので翻訳する独自のサーバーに接続して翻訳後の回答を出す仕組みだと推測される。

飲食店はこのようにインバウンド特需がオリンピック開催に向けて出てくるかも知れないが「2件目のお店」である女の子のお店は苦戦する可能性がある。無料紹介所に登録しているようなお店ならばともかくママが1人でやっているようなスナックは外国人観光客など縁がない。

なので、これまで通り日本人の「おじさん」を相手に商売していくことになるわけだが社会保険料の増額、消費税増税、原材料高騰による食品類の値上げなど日本人の「おじさん」を取り巻く経済環境は厳しさを増していくばかり。

ここらあたりで「スナック2.0」を創り出さなくては旧態依然のスナックでは生き残ることは相当に厳しいだろう。

しかしながら最後まで21世紀に生き残るのも「コミュニケーションビジネス」であるスナックだと考えているので来店してくれるママの「リアルな声」を収集し分析して「スナック2.0」を創り出していく予定だ。私のような飲食店とスナックの融合やタイムスリップしたような昭和感満載の「場末のスナック」などスナックが成長していく可能性はまだまだある。

最近、近所に「手打ちそばを食べさせるスナック」がオープンした。ママは60代の方だが発想は極めて斬新で予想したとおりすごく繁盛している。居抜き物件を活用して初期投資は不動産取得費用のみ。初期投資など1か月で回収できるだろう。

実際にお店に行ってみたところ客層がとても良く値段もリーズナブル。セット料金にお蕎麦の代金も含まれており安心してお酒とママとの世間話を楽しむことができる。このように飲食店の強みである「美味しい料理」と「スナック」の融合は良いアイディアだ。

まだまだアイディア次第で繁盛する業態を開発することは可能だ。

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