2016年7月10日に行われた参議院選挙は与党が勝利した。それに伴い週明けの日経平均株価は大幅に上昇。
株価は上がったが円高は進むという怪現象
参議院選挙は与党が勝利した。これは全ての国民が事前に予測していたことだ。選挙が終わり週明けの日経平均株価は500円以上の上昇を見せている。しかしながら、不可解なことがある。それは円高なのにも関わらず株価が上がっていることだ。通常、円安に振れると株価は上昇し、円高になると株価は下落するのがセオリーだ。しかし、選挙明けの月曜日は円高・株高というなんとも奇妙な相場展開となっている。
憲法改正が加速する
参議院選挙の結果を受けて自民党総裁の安倍氏は「いよいよ憲法審査会に議論の場が移る。議論しどの条文をどのように変えるか集約されていく」と発言している。当ブログでは基本的に政治的な内容は書かない方針だが政府与党の方向性が経済に多大な影響を与えることから、自民党が進めている憲法改正を注視している。
ネット上では憲法改正に反対する人も数多く特に国防軍の創設や緊急事態条項などの部分にフォーカスがあてられている。安倍首相は以前から現行憲法を「アメリカの押しつけ」と語り憲法改正の必要性を訴えてきた。通常ならば日本の首相がアメリカに対して「アメリカの押しつけ」と表現するというのは大問題だ。しかしながら、アメリカは沈黙を保っている。つまり、憲法改正はアメリカの意思であることを意味する。
アメリカ大統領選挙で話題になっているトランプ氏は在日米軍の撤退や日本の核武装を容認するなどの発言をして注目されている。憲法改正が良いか悪いかは別として日本は国防軍を創設して集団的自衛権も解釈を拡大し緊急事態条項によって有事の際には国民の自由を限定する方向に進んでいるということだ。
自民党議員の中には過激な思想を持つ者も少なくない。上記の映像では「国民主権、基本的人権、平和主義を削除しよう!」「尖閣諸島軍事利用しよう!」など極端な意見を述べている議員がいることが解る。ここまで極端な内容に憲法が改正されることは無いと思うが、戦後の平和な日本が今後も続くとは思えない状態になっている事は確かだ。
しつこいようだが私は政治的な内容は基本的に書かない。しかしながら、日本がこれから進んでいく方向性を理解していなければ商売人として生き残れない。憲法改正をして国防軍を創設して尖閣諸島を軍事利用することによって実体経済が良くなり国民の多くが今よりも幸せになるのであれば良い。しかしながら、その答えは現時点では不明だ。
いずれにしても激動の時代に突入することは間違いない。
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