いよいよ7月。もうすぐ梅雨も明けて炎天下な日々がやってきます。暑い日は、まさに生ビールとたこ焼きのお店の本領発揮。私のお店はメニューを極限まで絞り込み、少ないメニューを徹底的にこだわり抜いたお店です。
- 生ビール
- たこ焼き
- ウーロン茶
上記の三つの全てにおいて徹底的にこだわり抜いていますが本日は生ビールについて。
私もこの商売をやる前までは、生ビールについてあまり深く考えたことはありませんでした。居酒屋さんに行き、
とりあへず生ビール!
と、こんな感じで注文して何も考えずに飲んでいました。ただ、あまりビールは好きではなくて最初の一杯だけ生ビールを呑んでからは焼酎や日本酒にシフトしていました。正直、生ビールを心底美味いなんて考えた事もありませんでした。そんな中で、今回のお店をオープンするにあたり、生ビールについて深く研究しました。そこで出た結論は
これまで本当に美味い生ビールを呑んでいなかった。
お店によって生ビールの美味しさと言いますか、臭いや苦みに差があることは感じておりましたが、その理由は解りませんでした。研究の結果、本当に美味しい生ビールは以下の要件を満たしている必要があると結論付けられます。
- 生樽の温度管理
- サーバーの洗浄・メンテナンス
- ビールジョッキ(タンブラー)の徹底洗浄
- 注ぎ方
その中でも、上記の2と3が出来ていない(やっていない)お店が意外にも数多く存在します。ビールメーカーが工場で徹底した品質管理を行い、ベストな状態で出荷しているとしても提供場所でビールサーバーやビールジョッキの洗浄が不十分だと本来のビールの美味しさが台無しになります。具体的にどのようにして管理しているかはコンテンツとして書いていく予定です。
ソムリエであり、トータル飲料コンサルタントの友田晶子氏のブログに以下のような記事があります。
生ビールの憂鬱 http://www.akikotomoda.com/lecture/?p=747
この記事の中で友田氏はこのように述べています。
飲食店で出てくる「生ビール」をあまり飲まない理由は、ずばり、その匂いだ。グラスを口元に持ってくると、むむ、臭い。なんか雑巾臭い。ありませんか?
まさに、この表現はしっくりと来ます。私があまり生ビールを呑まなかった原因も「臭い」になります。雑巾臭いのもあれば、錆臭いのもあり、とにかく生ビールは臭いものだと思っていたからです。
飲食店の多くは、お料理がメインで飲料はサブとして扱っているお店が多いような気がします。
飲食店ではなく食飲店になっているのです。
飲食店において、飲料は利益率が高いアイテムです。なのに、そこには注力せずにお料理ばかり注力しているのでは勿体ないのではないかと思います。私のお店の生ビールは、樽生の温度管理(樽冷式ビールサーバー)、サーバーの洗浄(毎日分解清掃&天然酵素洗浄)、タンブラーの洗浄(天然酵素洗浄)を徹底して行っており本当に美味しい生ビールを提供しています。
たこ焼きの品質もさることながら、それに負けず劣らず生ビールも私のお店の名物です。生ビールが苦手で呑めない女の子が私のお店の生ビールを美味しいといって呑んでくれます。これから気温も上がり、生ビールの美味しい季節になります。
明日以降も、本当に美味しい生ビールをお客様に提供していきたいと思います。
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