冬場の移動販売で代表格の「焼き芋屋さん」副業としての可能性を探る。
焼き芋屋さんは儲かるのか
焼き芋屋さんが仕入れる芋は等級や種類にもよりますが5キロで1,500円程度。それを100gあたり150円程度で販売します。1箱5キロの焼き芋を売り上げると約6,000円程度になります。ということは4,500円程度が粗利となります。そこから包材費や燃料費などの諸経費を差し引いたのが純利益となります。
芋は1本あたり300グラム程度ですので16本ほど販売すれば約5キロ。約3,000円程度の純利は取れるでしょう。これは利益率が高い商売だと思います。
副業で焼き芋屋さんをするのに必要なインフラ
副業で焼き芋屋さんを始めるのに必要なインフラは下記の通りです。
- 軽トラック
- 焼き釜
- ちょうちんやスピーカーなどの装備
- 包材
- 食材(さつま芋)
軽トラック(中古車) | 50万円程度(諸費用込み) |
---|---|
焼き釜 | 25万円程度 |
ちょうちんやスピーカーなどの装備 | 20万円程度 |
包材 | 5万円程度 |
食材 | 初回仕入れ2万円くらい |
上記のような初期投資が必要になります。合計で約100万円程度となります。軽トラックなどを既に所有している場合は約半分の50万円くらいで事業スタートすることが可能です。
焼き芋屋さんを開業するに当たっての許認可
焼き芋屋さんを開業するにあたり保険所等に必要な許認可は
ありません。
ですので、どこにも届出する必要はなく無許可でスタートすることができます。必要なインフラさえあれば誰でも開業することができる焼き芋屋さん。これなら空いた時間にスポットで商売することができるのでサラリーマンでも容易に展開することができると思います。
焼き芋屋さんの収益シミュレーション
17時前後から21時まで営業したとして30本程度の焼き芋を販売できたとすると1日に6,000円程度の純利益が出ます。1か月に20日ほど営業すると月額12万円のキャッシュフローが可能です。
季節ものではありますが、店舗営業のたこ焼き屋さんよりは儲かる商売だと思います。仕込みも焼き釜に火を入れて芋を入れるだけでOK。掃除なども特に必要ではないので労務コストは低く抑えられます。
焼き芋屋さんのシーズンは11月から2月くらいまでの4か月。年間50万円程度の貯金ができる計算になります。タクシーと同じで販売するエリアさえ間違っていなければ確実に数字が上がってくると思います。
インターネット活用すると成功する可能性も高まります
私が焼き芋屋さんをする場合は必ずインターネットを活用します。以前、移動販売で成功するストーリー映画シェフ 三ツ星フードトラック始めました [DVD]を見ましたがFacebookなどのSNSを最大限に活用することによって集客は可能だと思うからです。移動しながらの販売ですのでリアルタイムに投稿することによって人を集めることが可能です。
話題性のある焼き芋屋さんの例
トヨタの最高級車であるセンチュリーを改造した焼き芋屋さん。その名も「金時」。
最高の焼き芋は最高の車で販売する。
このようなコンセプトで始められたのだそうです。まったく同感です。これくらいの発想力でなければ焼き芋屋さんであれ何であれ成功することは難しいと私は考えています。私のお店も希少性があり変わっていますが、この「金時」には負けました。
写真:Gazoo
これくらいのインパクトがあれば話題にもなり集客力も絶大です。何事も一工夫することが大切だと勉強になりました。
さいごに
初期投資も低く抑えられて儲かる商売の焼き芋屋さん。焼き芋屋さんは、実店舗での営業と違い「好きな時に」「好きなだけ」「好きな場所で」営業することができるビジネスモデルです。
さらに保険所への届出なども必要がないので参入障壁は低いビジネスです。私がサラリーマンをやっているとして副業するなら間違いなく検討したい副業の一つです。
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