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週末起業でたこ焼き屋

天下一品は飲食店の理想形

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ドン!とスタミナ自慢のスープ。こってりラーメン代表格の天下一品。高品質な料理を提供することによって成功した飲食店の理想形。

 

代表者の木村勉社長が4年の歳月をかけて開発した秘伝のスープ

天下一品は滋賀県に本社を置くラーメンチェーン店・フランチャイズチェーン店を全国に展開する会社です。グループ総計で年商200億円企業です。そんな天下一品グループは代表者である木村勉氏がたった1人で起業して作った会社です。

木村氏が36歳のとき15年間勤めていた会社が倒産。手持ち資金37,000円を元手に起業したのが始まりです。廃材を拾い集めて屋台を作りラーメン屋としてスタート。最初は屋台仲間のおじさんに教えてもらった普通の醤油ラーメンを販売していたのですが生計をたてられるような売上はあがらない。

屋台を引いて路上で販売していると暴力団がやってきて場所代を払えと袋叩きにあった経験も。

そのような絶体絶命の状況の中で木村氏は「お客さんが来てくれる味って、なんやろ。屋台でもそればっかり考えてた」と商品開発に没頭していきます。苦節4年、ようやく完成したのが現在の天下一品のスープ。高品質な提供物を努力に努力を重ねて開発して成功した飲食店の理想形です。

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出典:ウィキペディア 総本店のこってりラーメン

圧倒的なインパクトがあるラーメン

私が天下一品のラーメンを初めて食べたのは高校を卒業して就職した会社の先輩に連れて行ってもらった時です。当時18歳だった私は「なんだこのラーメンは!」とかなり衝撃を受けたのを思い出します。インパクトが強すぎて最初は理解できませんでしたが回数を重ねていくうちに天下一品の美味しさを理解することができるようになりました。

以前、すごく美味しいものは毎日食べないにすごく美味しいラーメンは飽きてしまい毎日のように食べられないと書きました。天下一品のラーメンは「すごく美味しい部類」に入ると思いますので毎日は食べられません。

しかしながら、定期的に通ってしまう秘訣は化学調味料に頼っているようなラーメンではなく「本質的」に美味しいラーメンだからなのではないかと考えています。天下一品のスープに使用されている材料は鶏ガラと野菜。それを独自の製法で時間と手間をかけて作っており、どこにでもあるような素材を使っているとのこと。

2015年11月12日現在238店舗を展開しており直営のセントラルキッチンでは毎日10t以上の鶏ガラと大量の野菜を使用してスープを作っているとのこと。当記事の後半を読んでいただくと解るのですが天下一品のスープを作るには大量の鶏ガラが必要となります。以前、朝の情報番組で特集された際に全国に最大300店舗しか作らないと木村氏は発言していますので残り62店舗しか増えないということになります。

1976年から天下一品に通う熱烈なファンが存在した

創業者の木村氏は1971年に起業して北白川あたりで屋台を引いていました。創業後4年の歳月かけて開発に成功されたとのことですので現在の天下一品のこってりラーメンが世に出て1年目あたりからのご常連さんが「独断と偏愛による「天下一品」概論」という記事の中で天下一品の歴史を書き綴っています。

この記事の中で、このご常連さんが天下一品のラーメンがどれほどまでに好きだったのかを理解できる文章があります。

『麻雀中、急に天一が食べたくなった。時刻は午前0時。
今ならまだ間に合うということで名神高速にて北白川に向かう。
総本店着午前2時。
久々の天一は相変わらず尋常ならざる美味で、一同感涙にむせぶ』

出典:独断と偏愛による「天下一品」概論

飲食店として、これほどまでにお客様に好かれるのはラーメン屋冥利に尽きることだと思います。天下一品が熱烈なファンに支えられて成長していく飲食店の理想形であることが理解できます。

フランチャイズ本部としての役割をちゃんと果たしている天下一品

星の数ほど存在するフランチャイズ。様々なビジネスモデルをパッケージ化して加盟店を募集しています。しかしながら大半のフランチャイズ本部は加盟店のための「ブランド創り」や「集客支援」を十分に行っていません。しかしながら、天下一品はテレビCMやマスコミへの露出によって知名度とブランドと集客のフランチャイズ本部としての3つの柱を着実に実行しています。

タレントのベッキーを起用したテレビCM

また同社は10月1日を「天下一品の日」として来店されたお客様にラーメン無料券を配布するなど話題性のある集客施策も行っており全国的に盛り上がっています。割引券ではなく無料券の配布という太っ腹な企画ですがラーメンのインパクトに負けない企画として立案したのではないかと推測しています。

参考:天下一品祭り2015

また、創業者の木村氏は2008年7月にテレビ番組「賢者の選択Leaders」に出演した際、自身のポリシーを以下のように語っています。

司会者:「社長にとっての成功とは何でしょうか?」

木村氏:「天下一品に関わる全ての方々に、幸せになっていただくこと。」

司会者:「社長にとって現在の会社、そして社員とはどのような存在でしょうか?」

木村氏:「我が子である。」

これは本心だと私は思いました。自分が苦労して創りあげたラーメンを自分の代わりに全国のお客様に提供してくれるのが社員であり、それは我が子のような存在なんだと思います。

木村氏は天下一品という自分が生み出したラーメンを心の底から愛しているのです。当ブログの前回記事である大企業の衰退は読んでいただけましたでしょうか?衰退する大企業のサラリーマン社長とは比べ物にならない理念と愛社精神です。

東証一部上場で社員数3万人規模のシャープや東芝は倒産するかも知れませんが天下一品は倒産しないでしょう。

秘伝のこってりスタミナスープを再現

天下一品の「秘伝こってりスタミナスープ」を作るのにどれだけのコストと手間をかけているのか。それを理解するために十分な内容の記事があります。この人は天下一品の秘伝スープを自宅で再現すことにチャレンジして見事に成功しています。その記事に掲載されていた天下一品のスープに使用する原材料は下記になります。

・鶏ガラ   15羽
・手羽先   750g
・とり皮    340g
・モモ肉   200g
・なんこつ  190g
・玉ねぎ   300g(2個)
・にんじん  150g
・カブ     200g
・長ねぎ   100g
・えのき    80g
・しょうが    12g
・にんにく   45g
・じゃがいも  410g
・さつまいも  100g
・セロリ     100g
・乾燥しいたけ 20g
・こんぶ     20g(乾燥状態)
・水       寸胴にMAX

出典:そうだ!自分でラーメンを作ろう!

これだけの原材料で一体どれくらいのスープが作れるのか。その答えは

3リットル弱

鶏ガラ15羽でたった3リットル弱しか作れないのです。これには驚きました。18歳の時に出会った天下一品のラーメンですが20年以上も「このスープはどうやって作っているのだろう」と疑問に思っていました。

なんと昆布まで入っているとは驚きです。もちろん、上記のレシピが天下一品のレシピと同じかどうかは不明ですが天下一品のラーメンにかなり近いのではないかと推測できます。

創業40周年を迎えた天下一品が制作した記念映画

天下一品創業40周年を記念して作られた映画「メンゲキ!」は売れない劇団員である主人公が付き合っている彼女と結婚することに。相手側の両親にあいさつに行った際に有名ラーメン屋の店長であるとうそをついてしまうところから話がスタートします。

ここで私が感心したのは通常であれば創業者である木村勉氏の自伝的な映画を作るところを、そのようにしなかった部分です。このような観点でも木村氏は一流の経営者であると私は思います。

映画「メンゲキ!」公式ホームページ

さいごに

木村氏はサラリーマンでした。勤めてきた会社が倒産したのをきっかけに起業して大成功を収めました。私も26歳の時に家族の生活費を捻出するために一念発起して起業しました。木村氏は大成しましたが私はまだ零細企業のままです。41歳になったのをきっかけに個人事業として起業した週末起業のたこ焼き屋は創業時のように生活費の捻出のためにしている訳ではありません。本当にやりたかったから始めた商売です。

実際に飲食店経営は本当に楽しくて楽しいが故に常に工夫して努力しています。

美味しいたこ焼きを作ってお客様に喜んでもらう

私は飲食店をサービス業だと思っていません。飲食店は製造業であり高品質な料理を継続して提供していくのが基本命題です。飲食店を始める前は天下一品を「美味しいラーメン屋さん」としか認識していませんでした。

ところが、飲食店を経営してみると天下一品に対する見方が変わりました。名実ともに素晴らしいラーメン屋さんです。私も木村氏のスピリッツに触れたことによって今まで以上の情熱をたこ焼き屋に注ぎ込むことができそうです。

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