私のお店から歩いて3分程度の場所に東京チカラメシがありました。メニューの全てがこってり系でがっつり系のお店で一度しか言ったことはりません。若者を中心に繁盛していました。しかしながら先日、突然の閉店。一体何が起きたのかとお店まで見に行くと入り口に張り紙がありました。
「突然ですが東京チカラメシは閉店致します。10月よりいきなりステーキとしてオープン予定です。」
繁盛していた飲食店を閉店させてまでオープンするいきなりステーキの勢いには正直驚きました。いきなりステーキを運営する株式会社ペッパーフードサービスはペッパーランチというステーキショップを展開してきた会社で業界では有名です。ペッパーランチと言えば、加工肉を使ったリーズナブルなステーキを提供する事で人気を集めました。
そんなペッパーフードサービスですが新業態「いきなりステーキ」により驚異的な成長を遂げています。経営者として大変素晴らしい手腕だと感心させられます。
TPP合意によって益々勢いを強める「いきなりステーキ」
本日2015年10月5日のペッパーフードサービス(東証マザーズ3053)の株価はTPP参入のニュースを受けて当ブログを書いている15時現在+52(+5.22%)も株価が上昇しています。TPP参入によって輸入牛肉のコストは下がる一方です。
「高価な料理の代名詞だった“ステーキ”をより多くの人に、お腹いっぱい食べてもらう」
これはペッパーフードサービス代表取締役一瀬邦夫氏の代表者挨拶のキャッチコピーです。輸入牛肉に関しては2009年に公開された映画「キングコーン」でも話題になった遺伝子組み換えのコーンで育てている事や、合成ホルモン剤が残留しているなどの問題があるものの、一般庶民がステーキを食べて幸せになれるという部分については社会的意義があると私は考えています。
毎日食べる訳ではない嗜好品。
ですので、頻繁に食べない限りは問題ないと思います。将来の健康も大切ですが今の幸せも大切なんです。TPP参入後には極めて低価格にステーキや牛丼を楽しめるようになるかも。これから、まだまだ盛り上がりそうな肉ブームですが、TPP参入によって加速度的にステーキ屋さんが増えそうです。
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