昨晩は、ご常連様が4人ほどご来店。落ち着いた夜となりました。仕事を終えて店から出ると繁華街はシルバーウィークモード。スーツ姿の人はほとんど見られませんでした。帰宅途中に懇意にしている社長さんと偶然お会いして久しぶりに社長さんと呑んで帰りました。カラオケを歌ったり、久しぶりに洋酒を飲んだりと楽しく過ごさせて頂くことができました。そんな中、気になるニュースが出ていました。
ワタミと鳥貴族、勢いの差はどこにあるのか
居酒屋チェーン最大手のワタミが重大な局面を迎えている。「和民」「わたみん家」「坐・和民」など祖業である居酒屋(外食)事業の不振に加え、これまで収 益を支えてきた介護、宅食(宅配)の両事業も苦境に直面。介護事業については売却の観測報道が出ており、その有力候補として損保ジャパン日本興亜ホール ディングス(HD)の名前が挙がっている。
ワタミの前年度(2015年3月期)は128億円の最終損失を計上し、2期連続の赤字となったうえ、今年度(2016年3月期)に入ってからも苦戦が続いている。第1四半期(2015年4~6月期)は15億円の最終赤字で、6月末時点の自己資本比率は6.2%まで低下した。ワタミの居酒屋事業は昨年度に100店を閉鎖したのにとどまらず、今年度中に不採算の85店舗が追加閉鎖される見通しだ。店舗数は今年度末に470店程度となる見込み。この2年で一気に3割近く減らす計算となる。
このニュースで私が最も腑に落ちたのは、ワタミと違い鳥貴族は提供物の品質にこだわっていると言う部分です。居酒屋は飲食店ですので、当たり前ですが料理が美味しくなくてはなりません。ワタミはメニュー数も多くてバラエティに富んでいるお店だと思いますが、業績不振の本質的な原因は提供物の品質が低いからだと私は思います。
安かろう悪かろうでは長続きしない。
好景気の時ならまだしも現在は深刻な構造不況の真っただ中。一般庶民の可処分所得は下がり、物価が上がり、税金も上がる。そんな中での外食は貴重なイベントであり時間なんです。今の時代に飲食でお金を使ってもらうのは至難の業。安かろう悪かろう利益追求主義の会社では通用しない時代です。品質が高いと言えば、
戦時中の生産物はとても高品質だったのだと驚かされるニュースもありました。
71年前の缶詰発見、中身も無事だった! 「お米つやつや」東京で展示へ
香川県小豆島で見つかった未開封品では最古級の赤飯の缶詰が大きな話題を呼んでいます。70 年以上前に製造された缶詰でしたが、中にはつやつや輝く米にふっくらした小豆。缶詰博士の黒川勇人さん(49)も「こんな状態がいい物が見つかった例は聞いたことがない」と大興奮。見つかった17個のうちの一つが都内のミュージアムに寄贈され、早くも10月から展示されることになりました。
出典:ライブドアニュース
なんと昭和19年に製造された缶詰の中身はほとんど劣化していないとか。あの当時の缶詰は兵隊さんへの支給品。銃後で応援する気持ちが製品にも表れています。飲食店も製造業も「人」が行うもの。やはり人の気持ちやスタンスが最も大切であり、理念次第で企業は良くもなり悪くもなるんですね。介護事業も売却を余儀なくされたワタミ。今すぐに根本的な考え方を変えて行かなくては巨大企業と言えど事業継続する事は難しいのではないでしょうか。
この記事へのコメントはありません。