2018年のゴールデンウィークは私を含めて近隣のお店も久しぶりの繁忙期に期待していた。
しかしながら、その期待は裏切られることとなる。
昨年とは明らかに違う人の流れ
昨年のゴールデンウィークは私の店を含めてとても忙しかった。飲食店が連休返上で営業するには訳がある。それはゴールデンウィーク明けの売上は悲惨なものとなるからだ。なので連休中に精一杯の努力をもって数字を取り連休明けに休む。この流れは定番なのだが今年は満足できる売上が取れていない。
一体、どうなってしまったのだろうか。明らかに人々の行動パターンに変化が出始めている。
連休中の営業は普段とは内容が全く違う
普段は地元のお客様が中心の客層になる。しかし連休中は県外のお客様が数多く訪れる。
私もお店も数多くの県外からのお客様が来店した。中でも驚いたのは当ブログを見て頂いている読者の方が遠方より来店してくれたことだ。私は当ブログをお店の広告宣伝を目的としていないのでお店の名前や所在地に関して一切の記述をしていない。なのにも関わらず探し当ててまで来店して頂いた今回のお客様には驚きと同時に感謝の気持ちでいっぱいとなった。
先月、久しぶりに当ブログを更新した。一年以上も放置していたのだから読者も「お店はもう無くなったのではないか」と思う可能性もある。更新を再開したのを見て「まだお店が続いている」と判断して来てくれたのかも知れない。記事の更新を再開して本当に良かったと感じている。
当ブログの記事を更新するモチベーションアップは読者からの応援が最も大きい。
ついに休めなくなった小規模飲食店
当記事を書いているのは2018年5月16日(日)なのだが昨年では私のお店も含めて近隣のお店の大多数は連休の最終日と言うこともあり店休日となっていた。しかしながら今年は連休最終日の日曜日にも関わらず近隣のお店の大多数は営業している。
営業しているものの開店休業といった状況だが。
前回の記事でDMMの亀山会長の「飲食店の売り上げは営業時間に比例する」とのコラムを紹介させて頂いたが飲食店において最後の抵抗は正に営業時間の延長しかない。小規模な個人店は店主の体力が限界になるまでとなる訳だが。
消費者の消費は低迷し続けている
アベノミクスによって景気は回復している。このキーワードは飽きるほど聞いたが実体経済は低迷を続けている。以下の記事を見て頂きたい。
消費者、根強い節約志向 必需品値上がり出費かさむ
17年度家計調査消費者に節約志向が根強く残っている。総務省がまとめた2017年度の家計調査によると、2人以上の世帯で、食品や光熱費といった必需品を含む「基礎的支出」は、物価変動の影響を含めた名目で前年より1.4%増えた。支出全体に占める比率は58%と高止まりしたままで、娯楽などの「選択的支出」の42%を大きく上回った。必需品の値上がりで出費がかさむなかで、他の品目への消費を絞っている。
スーパーマーケットでも節約志向な消費者が飲食店を積極的に利用するとは考えにくい。
このように飲食業を取り巻く環境は悪化の一途だということになる。
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