アメリカでは世界の終末に備えた富裕層向けサバイバルマンションが飛ぶように売れている。その名も「サバイバル・コンドミニアム・プロジェクト」。
核攻撃にも耐えうる高級マンションが富裕層に人気
アメリカ合衆国カンザス州コンコルディアには核攻撃にも耐えうる高級マンションが存在する。もともとはアメリカ軍のミサイル基地だったものが民間に払い下げられたことからプロジェクトがスタートした。このマンションが建てられている(埋められている)のはミサイルサイロの跡地。つまり長距離大陸弾道弾の発射口です。開発者はアメリカに本社を置くラグジュアリーサバイバルコンド社で世界的な戦争や経済破綻が発生しても長期間快適に生存する機能を有しているとのこと。
地下53メートルもあるらしく施設内にはスイミングプールや犬の散歩施設、学校、図書館、映画館、ロッククライミング施設、ラウンジ、ゲームセンターなど小さな街のような状態。そのほか施設内には農場があり雑貨屋などの店舗も存在します。値段は200万ドル以上もしますがタワーマンションに多額の投資をするくらいならば地下マンションの方が得策だと思います。日本の富裕層はタワーマンションの最上階を購入していますがアメリカの富裕層は地下の高級マンションを購入しているのです。
生活に必要なインフラも独自の生産システムで供給される
出典:Youtube
施設内のコントロールはipadなどのタブレットで操作が可能。空調に始まりテレビやBGMなど施設に関するほぼ全ての機能がこの端末の中に入っています。
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施設内には水の浄化設備も完備されており地下水や雨水を飲料水として利用することが可能です。サバイバルマンションにおいては施設内で生活に係わる全ての機能を有している必要があり長期間の滞在を想定して設計されています。
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いくら高級マンションとはいえど長期間の滞在は運動不足によるストレスの原因となります。この施設では人間の健康面やメンタル面も考慮されており施設内にはプールも設置されています。地上での生活そのままとはいきませんが、ある程度快適に過ごすことができます。
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これは寝室となります。ここで注目なのは窓です。薄型の液晶モニターが設置されており好みの景色を映し出すことができます。生活している人(避難者)に少しでもストレスを与えない配慮がなされています。静かなBGMを聴き美しい景色を見ながら眠りにつく。なんとも贅沢な避難生活です。
地下サイロには、独自のエネルギーと食料生産能力、水、電力、廃棄物の処理などの機能があり完全なオフグリッドの生存を可能にしています。また、医療ユニットも再生可能な電源で100%自己持続が可能。
初回の分譲は即完売となっており、現在は2つ目の地下マンションの建設に着手しているとのこと。この「ラグジュアリーサバイバルコンドズ」はCNN、ナショナルジオグラフィックの「プレッパーズ~世界滅亡に備える人々~」で紹介されています。この番組は当ブログでも紹介した「Hulu」で視聴可能です。
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また、サバイバルコンド社の紹介ビデオもYoutubeにて公開されていますので併せて紹介しておきます。日本でも今後はタワーマンションから地下マンションにトレンドが移っていくかもしれませんね。
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