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週末起業でたこ焼き屋

高齢者破産を防ぐための3つの対策

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日本は現時点で高齢者の約4割が高齢者破産の状況。高齢者破産を防ぐための3つの対策をお伝えします。

 

定年時に4000万円の貯金があっても高齢者破産する現実

現在、50代を生きている方の多くは「定年退職したら旅行に行ったり趣味を楽しんだりしてのんびりと余生を過ごそう。」このように考えている方が多いのではないかと思います。果たして平和で豊かな老後が約束されているのでしょうか。

定年退職を迎えるともらえるのが退職金。そこそこの中規模企業にお勤めのサラリーマンは3000万円程度の退職金が支給されるのだと思います。在職中に貯めたお金と退職金を合わせて4000万円。定年退職5年後の65歳には年金が支給される。それでも高齢者破産してしまう人が多いのはどうしてでしょうか。考えられる理由は下記の3つです。

  1. 年金支給額より生活費の方が大きい
  2. 予想外の出費が定年後に発生する
  3. 年金受給年齢の65歳になっても終わらない住宅ローン

<1.年金支給額より生活費の方が大きい>

2015年度(平成27年度)の国民年金の月額は満額で6万5008円。夫婦二人あわせても13万円ほど。総務省統計局の「家計調査」によると60歳以上で無職の世帯の場合は1か月に239,485円の生活費が必要であると発表されていますので約11万円のマイナスとなります。月額11万円といえど年間に換算すると130万円ものマイナスとなります。今後は上昇傾向の介護保険料や国民健康保険料などの支出が重くのしかかりることになります。以下は高齢者の生活費の内訳です。

食費 60,869円
住居費 16,158円
水道光熱費 21,042円
家具・家事用品 9,788円
被服等 6,940円
保健医療費 14,635円
交通・通信費 26,825円
教育・教養娯楽費 25,968円
交際費 28,749円
その他支出 28,511円
合計 239,485円

出典:総務省統計局家計調査年報 平成26年より

<2.予想外の出費が定年後に発生する>

定年退職後は平和で静かな生活が待っていると思われがちですが実際には違います。定年退職後に予期せぬ出費が発生するリスクは数多く存在します。以下は発生する可能性があるリスクの一例です。

  • 予期せぬ病気にかかり多額の医療費が発生する。
  • 予期せぬ子供への支援が発生する。
  • 予期せぬ詐欺に遭遇する。

高齢者は若年層に比べて病気を患う可能性は高くなります。自分は健康だと思ていても予期せぬ病気にかかることもありますので生活費に加えて医療費も考慮に入れていく必要があります。

また、昨今の大不況で子供に対して何らかの経済的援助が発生する可能性も否定できません。自分は円満に定年退職しても子供はリストラされたといった話を聞くことも多々あります。

さらに、振り込め詐欺などの高齢者を狙った犯罪に巻き込まれる可能性もあります。老後の不安から高利回りの金融商品に手を出して多額の損失を出してしまった例もあります。

<高齢者を狙った犯罪の例>

<3.年金受給年齢の65歳になっても終わらない住宅ローン>

仮に35歳の時に35年ローンで住宅を購入した場合は70歳まで返済が続くことになります。月額10万円程度の返済をしている方は多いのではないでしょうか。

定年退職を迎える60歳から年金受給年齢の65歳までの5年間は無収入になる人も多いと思いますが無収入の状態で生活費と住宅ローンの負担は大きく、受給年齢に達するころには貯金が大幅に目減りしている可能性があります。

老後資金としてどれくらい貯金していれば安心なのか

それでは一体どれくらいの貯蓄額が老後に必要となるのか。単純に考えると下記のような計算式となります。

老後の生活費-年金受給額=必要貯蓄額

仮に住宅ローンが定年までに返済できたとして夫婦二人で安心して楽しく暮らしていくためには下記の余剰資金が必要になります。

定年退職後の無収入期間5年の生活費・・・276万円×5年間=1380万円

年金受給額だけでは足らない生活費・・・・65歳以降の年間130万円×21年=2730万円

合計額4110万円

厚生労働省平成26年簡易生命表によると、男性の平均寿命は80.50年、女性の平均寿命は86.83年となっています。今回のシミュレーションでは長生きする女性の寿命年齢にて計算しています。つまり40代で貯金がゼロの場合は20年程度で4000万円程度の貯金を作っていく必要があり、年間に200万程度の貯金をしていくことになります。月額16万円もの貯金をしていく必要があるのですが果たしてそんなことが可能なのでしょうか。

高齢者破産を防ぐため方法その1

「浪費家は新車を買い、金持ちになっていく人間は中古車を買う」この言葉はユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)の中に出てくる言葉です。

私の友達も先日トヨタのアルファードという車を買っていました。理由は子供の送り迎えや週末のおでかけでワンボックスカーが必要だからというものでした。中古価格でも300万円を超える自動車が果たして必要なのでしょうか。私ならば遠出する時だけ格安レンタカーなどを利用します。

若いころの浪費癖は高齢者破産を招く

若いころは老後のことなど想像すらしていないと思いますが確実に老後はやってきます。若いころに不必要な浪費を繰り返していると気が付いたら高齢者破産となりかねません。ですので、早期の段階で浪費にあたる出費を抑えていきましょう。

高齢者破産を防ぐため方法その2

子供には正しい金銭感覚を積極的に教育していく必要があります。親がせっせと老後資金を貯金していたとしても子供が浪費して失敗して親が尻拭いをしなくてはならない状況になれば長年の努力も水の泡です。

子供がいる世帯は浪費を抑えることに加えて子供の金銭教育を徹底していくことが重要です。

高齢者破産を防ぐため方法その3

新たな収入源を作り、そこで得た収益を老後資金として貯蓄・運用していく。

これはまさに当ブログ週末起業のたこ焼き屋の基本コンセプトでもあります。40代のうちに「稼ぐ力」を身に付けて会社に完全に依存した体質からの脱却を目指すことは高齢者破産を防いでいくばかりか豊かで生きがいのある人生になるポイントなのではないかと考えています。

週末起業を目指した瞬間に今まで何も考えずに見ていた街の風景も一変します。すべての風景や物や事がすべて興味の対象になり普段の生活に張りが出てきます。思考停止するのが人生のリスクを増大させる最も大きな要因ではないかと思います。月に1万円でも3万円でも空いた時間に稼いでいくと自分自身のキャリアアップにもつながります。

さいごに

私たちが年老いた時の環境はこの記事よりも過酷な状態になっている可能性が高いのが現実です。年金をジャンク債に投機する日本という記事にも書いてあるのですが日本国民の大切な年金はハイリスク投資に回されることが決定しています。

さらに、日本の財政は既に危険水域に入ってきています。1993年時点ではAAA(トリプルエー)だった日本国債の格付けは2015年現在、韓国や中国よりも低いA+まで下がっているのです。

今後の時代は何があってもおかしくない混乱の時代です。今回の記事はあくまで現在のような状態が20年後まで継続することを想定して書いてありますので、今後の20年間の激動の時代では全く参考にならない可能性も出てきます。

節約して地道に貯金するだけでは幸せな老後の生活を実現するには足りないのではないかと思うのが正直なところです。年金という政府が作ったセーフティーネットがアテにならないのですから自らの力で生き抜いていくしか方法はありません。

今こそ一億総商売人時代。

今こそ力強く副業でも何でも、とにかく少しでも収入を上げていく努力と行動が必要なのではないかと思います。

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