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週末起業でたこ焼き屋

柳沢みきお氏も老後破綻の危機

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週末起業(副業)をする理由は人それぞれだと思います。お金を儲けて贅沢したいから副業をやっているなんて人も少なからずいると思います。しかしながら、40代からの週末起業(副業)は老後の資金作りのためにしている人が多いのではないかと推測できます。

私自身も人脈作りや商売の広がりも目的の一部ですが、毎月の少額の利益は贅沢に使うなどということはせず、貯金と運用に回しています。その目的は老後破綻しないためでもあります。

俺は早死にするから老後の心配など関係なく生きるんだ。

この言葉は私がまだ小さなころから父親が言っていた口癖です。早死に宣言をしていた父ですが結果的には76歳まで生きることになります。私は23歳からずっと生活費や医療費を負担しています。独立したきっかけも両親と自分の家族の生活費を稼ぐためにはサラリーマンを続けられなかったからです。

 老後の生活費はどれくらい必要なのか

総務省統計局の「家計調査」によると60歳以上で無職の世帯の場合は1か月に239,485円の生活費が必要であると発表しています。ねんきん定期便でも書きましたが私自身の年金受給額は現時点で6万円です。

私はバツイチ独身ワンルームな生活を送っていますが今後も結婚するつもりはないので独居老人となります。独り暮らしですと、239,485円もかからないとは思いますが約半分とはならないと思います。

食費 60,869円
住居費 16,158円
水道光熱費 21,042円
家具・家事用品 9,788円
被服等 6,940円
保健医療費 14,635円
交通・通信費 26,825円
教育・教養娯楽費 25,968円
交際費 28,749円
その他支出 28,511円
合計 239,485円

出典:総務省統計局家計調査年報 平成26年より

公的年金が支給される年齢は、男性で昭和36年4月2日以降に生まれた方、女性では昭和41年4月2日以降生まれた方が65歳からとなります。つまり私自身も65歳から年金を受給する事ができます。

 60歳で定年退職。受給年齢の65歳まで無収入状態に

中小企業に勤めている人が60歳で定年退職をする。受給年齢が65歳ですので無収入の状態がなんと5年間も続くことになります。それまでは退職金で生活しなければならないのですが中小零細企業で支給される退職金が数千万円もあるとは考えられません。

大企業や公務員の場合は手厚い老後補償があると思いますが大多数の人達は中小零細企業のサラリーマンです。

 30代~50代の貯金額はいくら?

日本法規情報の貯蓄・収入に関する意識調査(2014年7月)では30代~50代の貯蓄額の実態を浮き彫りにしています。

現在の貯蓄高「貯蓄はない」が全体の2割の一方で500万以上との回答は11%

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出典:日本法規情報株式会社のプレスリリース(2014年7月22日)

可処分所得は減っていく、消費税増税、社会保障費の増加、物価の高騰と私たちを取り巻く現在の経済環境はとても厳しいものとなっています。ましてや子供のいる世帯では教育費や医療費も家計に重くのしかかります。

自宅を購入された世帯はさらに住宅ローンの返済が家計に組み込まれます。このような状況の中で老後の資金を貯金していくことは極めて困難だといわざるを得ません。

現在の貯蓄額についてのアンケート調査の結果、「100万以上500万未満」との回答が最も多く全体の21%となりました。続いて「貯蓄はない」「10万円未満」が共に18%、「50万以上100万未満」が11%、「10万以上20万未満」「20万以上50万未満」が共に8%、「500万以上1000万未満」「貯蓄どころか債務がある」が共に6%。「1000万以上3000万未満」は5%という結果となりました。

500万円以上の貯蓄があると回答された方は11%なのですが、10万円未満、もしくは貯蓄はないとの回答が全体の36%を占め、さらには「貯蓄どころか債務がある」との回答も6%にのぼり、二極化が進んでいる事が分かりました。

また、前述したように定年後に必要な額が最低でも約5,700万円、ゆとりのある生活を営みたいのであればおよそ9,400万円の貯蓄が必要とされている中、今回のアンケート調査からは、この必要額を達成するには程遠い現実も併せて明らかとなりました。

出典:日本法規情報株式会社のプレスリリース(2014年7月22日)

 全体の38%の人が副業を考えている

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老後の生活の貯蓄のために具体的にどのような行動を起こしているかのアンケート調査の結果、最も多かったのが「月々1万円程度の節約している」で28%で した。続いて「副業を考えている」「現在副業している」が共に19%、「節約も貯蓄も無理なので、子供たちの世話になることを期待している」が16%、 「月々3万円程度の節約している」が11%、「節約も貯蓄も無理なので、年金に期待している」が8%という結果となりました。子供もしくは社会保障などの 他者に期待を寄せるとの回答が全体の約4分の1を占めました。

出典:日本法規情報株式会社のプレスリリース(2014年7月22日)

このデータには驚きました。なんと全体の38%の人が何らかの副業を考えていたり実行していたりするのです。もはや「ありとキリギリス」の世界です。何も準備していない人達は全体の24%も存在します。身体が健康なうちは動けますので警備員やタクシー運転手などの仕事で生活する事も可能でしょう。

しかしながら、もし体力的な問題などで働けない状態になったら。私は元気な40代のうちに副業によって老後資金を作っていこうと決めて実行にうつしました。

 柳沢みきお氏、天地真理氏も老後破産の危機

柳沢みきお氏といえば有名なのが「特命係長 只野仁」だと思います。漫画家として成功した氏がどのような理由で老後破産の危機を迎えているのか。また、天地真理氏もスーパーアイドルで一斉風靡した方です。

詳しくは矢来町ぐるり「天地真理」が激白!「柳沢きみお」も瀬戸際!誰でも危ない「老後破産」の共通項を検証するを読んでいただきたいのですが両者に共通するのは若いころの浪費癖です。

柳沢氏はクラッシックカーや古美術品などの収集と豪華な別荘などが代表例です。天地氏の場合は高価な買い物などを繰り返したとのこと。柳沢氏はまだ現役で漫画を執筆していますが天地氏の場合は月6,000円をやりくりして生活をしています。

 サラリーマンを続けながら行うのが副業

当ブログのタイトルにあるキーワード「週末起業」ですが、週末起業とは生業として独立するのではなくサラリーマンや私のような零細企業の経営を行いながら起業することを意味します。だからこそ副業であり決して本業ではないというところがポイントです。

サラリーマンの方は自分の知恵や能力で1円でもお金を儲けたことがない人も数多くいるのではないでしょうか。サラリーマンとしての人生は儲ける仕組みを会社が所有しているので自らリスクを負った形で儲ける必要はないと思います。副業では自分の力で儲けなくてはなりません。

 安心して副業するには二足のわらじ

起業することによって不安になるようでは儲かるどころか損失を出して失敗となる可能性が高いと思います。ですので、サラリーマンとして定期収入がある状態での起業が望ましいと私は考えています。例えば1か月に5,000円を稼ぐことを目標にスタートするのでも良いと思います。

この程度の利益を出す商売でしたらネット上にも数多く存在します。しかしながら、5,000円とはいえ、年間に換算すると6万円にもなるんです。1か月に6,000円でしのいでいる天地氏からみると10か月分に相当します。老後の厳しい生活を若いうちから受け入れて前向きに努力していく必要があるのではないでしょうか。

本日は休み明けの月曜日。張り切って参りたいと思います。

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