最近は、インターネットを活用した様々なビジネスが隆盛しています。2007年1月にアップル社の創業者である故スティーブンジョブズ氏がセンセーショナルな発表をしました。それは、初代iPhoneのリリースです。それ以降、俗に言うスマートフォンの台頭によりモバイルインターネットを取り巻く環境は劇的に変化しました。
私が初めてモバイル環境でインターネットをしたのは1995年(平成7年)くらいだったと記憶しています。今は少なくなっている公衆電話にモジュラージャックを繋いでマックのノートパソコンにてインターネットした記憶があります。また、PHSをシャープのPDAであるザウルス(Zaurus)に繋いで電子メールのやり取りをしたものです。
あれから20年。私たちを取り巻くインターネットの環境は劇的に進化を遂げました。今や、誰でもどこでも直ちにインターネットに接続でき、国境を越えても普段自分が使っているデバイス(iPhoneやノートパソコン)を普段どおり使いこなすことが出来る環境が整っています。そんな中で、自分の自宅にて海外からの旅行者を家庭料理で振舞う事によって収入を得るビジネスが登場しました。そのサイトの名前はキッチハイク。ヒッチハイクとキッチンをかけたネーミングです。
<キッチハイク>
https://ja.kitchhike.com/
このビジネスモデルを立ち上げたのは、山本雅也さん、藤崎祥見さん、浅利泰河さんという3人の若き日本人起業家なんです。この仕組みは全世界に対応しており、後進国の人々も利用できます。先日、2秒間で米ドルが2円も下がったという記事を書きましたが、後進国の人達にとって、先進国と比べて自国の貨幣価値は低い。なので、先進国の旅行者が支払うドルや円などの貨幣価値が高い通貨は、とても魅力的なんです。最低利用価格が10ドルですので貨幣価値が低い後進国では十分すぎるほどの利益が出ます。
家庭料理を旅行者に振る舞うマッチングサイト途上国では外貨を稼ぐ手段にもなる「キッチハイク」
Airbnbやカウチサーフィンといった宿泊マッチングサイトは、旅のツールとしてかなり定着してきた。部屋を貸し出すことで未知の旅行者と交流し、ちょっとした収入も得られるとあって、貸し主も増え続けている。
こういったサービスに興味はあるけれど、いきなり他人に部屋を貸すのはハードルが高い。でも何かやってみたい。そんな人もいるのではないだろうか。ならば、手始めに料理をふるまってみるのはどうだろう。
KitchHike(キッチハイク)は、料理をキーワードにした個人間のマッチングサイト。手料理を作る人(クック)とそれを食べたい人(ハイカー)をつなぐWEBサービスだ。現在、日本をはじめアジア、アメリカ、ヨーロッパ、南米、アフリカなど世界25ヵ国、200以上の料理が掲載されている。
出典:ダイヤモンドIT&ビジネス 2014年10月
http://diamond.jp/articles/-/59851
旅先での親切は心にしみるもの。ご自身が行ってみたい国の人や興味のある国の人を自宅に招いて、とっておきの家庭料理を振る舞って、勉強と実益を兼ねた体験をするのもアリだと思います。自国にいながらにして、外国人の友達が出来て後進国の人達の生活の糧になるキッチハイク。とても素晴らしいビジネスモデルだと思います。私も、もっと英語を勉強して海外のお客様にも生ビールとたこ焼きを味わってもらおうと考えています。
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