昨晩は期末の水曜日。かなり静かな状態を予想していましたが当たりました。お持ち帰り1パック、店内飲食1人と静かな夜となりました。期末である昨日は街中も人通りが疎らでした。帰り道で行きつけの立ち飲み屋さんに立ち寄り、美味しいお酒を呑んで帰りました。さて、いよいよ世界が大きく動き始めた感があります。
アメリカは困っています。
今年に入り、シリアのアサド政権を批判してきたアメリカ。批判だけではなく、イスラム過激派(ISIS)を攻撃するという名目で空爆などの軍事行動を行ってきました。果たしてイスラム過激派を攻撃しているのかシリア正規軍を攻撃しているのかは知りませんが、とにかく中東で戦火が広がりつつあります。そんな中、突如ロシアが軍事行動に出たんです。しかも国連で
ロシアは世界中の国々に対して共にシリアのテロリストと戦いましょう!
と呼びかけてもいます。
民主主義でなく暴力:プーチン大統領‘例外主義で全く責任を問われない政策’を国連演説で糾弾
国連総会での演説で、いわゆる‘民主的’革命の輸出は続いているが、民主主義の勝利でなく、貧困と暴力を解き放った、とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は述べた。
イデオロギー上の好みに基づく変化を、他国に押しつけようとする企みは“悲劇的な結果と、進歩ではなく、劣化をもたらしました”月曜日、ニューヨークの国連70周年総会に集まった世界の指導者達や為政者への演説で、プーチンは語った。
“我々全員、過去に学んだことを記憶しているべきなのです”とプーチンは述べた。“我々は、例えば、ソ連の歴史の教訓を覚えています。”
ところが、一部の人々は人の失敗から学ぶことなく、失敗を繰り返しているように思えます、と彼は述べ“いわゆる‘民主的’革命の輸出が続いています。”と言い添えた。
私は親ロシア派ではありませんが、今回のウラジミール・プーチンの演説には納得できます。それは、
「中東の混沌は米国がイラクとリビアに軍事介入を行ったからに他ならず、それによって中東が大混乱に陥った」
この部分に最も納得することができました。着々と侵攻してきたアメリカですが、ここに来てロシアが軍事介入してきたことにより計画を大幅に修正する必要が出てきたのではないかと思います。
ロシアがシリア空爆開始、米国務長官「危険な行為」
[モスクワ/ワシントン 30日 ロイター] – ロシアは30日、シリアで過激派組織「イスラム国」に対する空爆作戦を開始した。ロシアの中東地域での軍事介入としては過去数十年で最大規模となる。一方、シリアの反体制派組織は、空爆で民間人36人が犠牲になったとしている。
ロシアのメディアによると、同国国防省は、イスラム国の拠点8カ所を空爆したと明らかにした。山岳地帯の司令拠点などが空爆されたという。
出典:ロイター
このまま行くとシリアもイラクのような状態になっていたと考えられますが、ロシアの登場により状況は一変しました。もし仮に、アメリカがイスラム国やイスラム過激派の攻撃が目的だとしたらロシアの参入は歓迎すべきことなのではないかと思います。しかしながら、ロシアの軍事介入を批判している事を考慮するとアメリカが攻撃しているのはアサド政権なのではないかと推測してしまいます。
ロシアは世界中の国々に対して共にシリアのテロリストと戦いましょう!
このように呼びかけていますが、それを気に入らないのはアメリカだけです。もし仮に、このままアメリカがシリア(シリアに存在するテロリスト達?)を空爆によって制圧した後は、イラクの時みたいに地上軍を派遣して完全制圧しなければなりませんが逼迫している米国の軍事予算で、それを実行するのは厳しいと思います。どこかの友好国が自分の国の軍隊を出してくれて制圧してくれればアメリカにとって申し分ないと思いますが、そんなお人好しな国は世界中どこを見ても存在しませんでした。2015年8月までは。
私の予想では、これからアメリカはロシアの爆撃によりシリアの民間人が亡くなったみたいな報道をするのではないでしょうか。その部分しか抵抗材料が無いような気がします。どのみち、アメリカはシリアを諦めなくてはならない状況になる事が予想されます。今回は様々な意味でロシアに危機を救ってもらえたのかも知れません。
本日は木曜日で店休日です。天候も悪いので休みで良かったと思います。外回りも無いので本日は一日中デスクワークをすることにします。
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