2014年に仕入先である中国の食肉加工会社が使用期限切れの鶏肉を使用していた問題に端を発したマクドナルドの業績不振。次々と閉店している中、起死回生のメニューを発表する。
2015年11月マクドナルド大量閉店スタート
日本マクドナルドは業績不振が続いている。8月12日に発表した2015年1~6月期の決算は、日本マクドナルド史上初の最終損益262億円の赤字となり、その結果として既存店舗の大量閉店という事態に発展しています。ネットでは閉店告知ポスターが「切ない」「後ろ姿が寂しい」と話題になっています。
マクドナルドの閉店告知ポスター
日本マクドナルドは都心部を中心に月間30店舗~40店舗ほど閉店していくと発表しています。この大量閉店は日本国内だけではなく世界規模で行われており米国でも同様の事態となっています。
当時は画期的だったマクドナルドのビジネスモデル
私が初めてマクドナルドのハンバーガーを食べたのは小学生の時でした。当時はまだハンバーガーなんてテレビでしか見たことがなかった時代です。数百円で食べられるマクドナルドのハンバーガーは私にとって感動的なものでした。
手軽に食べられるドライブスルー方式の販売方法もヒットして次々と店舗を拡大して2010年度には5400億円の売上額を計上するほどにまで成長しました。
マクドナルド復活の施策は高品質な料理を提供することしかない
当ブログでも書いているのですが飲食店は「高品質な料理を出し続けていくしかない」と私は考えています。ですので、マクドナルドも高品質なハンバーガーやサイドメニューを出していくしか復活の方法はないのではないかと思います。
そんな中で海外のニュースサイトで興味深い記事を発見したのです。タイトルは下記です。
「マクドナルドはファストフード戦争で最新の武器を投入し始めた。それはバーガーキングやウェンディーズを怖がらすのに十分な理由となるでしょう」
その最新の武器とは一体なんなのでしょうか。
マクドナルドは起死回生の最終兵器を投入する
マクドナルドは業績悪化が進んでいく中で虎視眈々と復活の方法を模索していました。マクドナルドが出した答えは非常に美味しいメニューを低価格で提供するということでした。
2016年度に全米で発売となるこのメニューはMozzarella cheese stick(モッツァレラチーズ・スティック)です。米国マクドナルドでは特定の店舗で試験的に販売が行われていました。
モッツァレラチーズ・スティックは、試験販売を開始した直後から大評判で全米で話題となっています。「こんな美味しいメニューは食べたことがない!」「なんだこの美味しすぎるステッイクは!」などなど非常に美味しいと評判になっているのです。
さらに、このモッツァレラチーズ・スティックは驚きの1ドルで販売しています。1ドルですから日本円にして123円程度。モッツァレラチーズは日本のスーパーでも販売されていますが数百円もする高級チーズ。米国のスーパーでも同様で5ドル前後する高級チーズ。それをどうやって1ドルで販売することが可能になったのかは知りませんが非常にインパクトのあるメニューであることは間違いないと思います。
モッツァレラチーズ・スティックはどんな食べ物なのか
今回マクドナルドが全米で発売するモッツァレラチーズ・スティックは臭みのないモッツァレラチーズにパン粉を付けて揚げただけのシンプルな料理です。残念ながら日本では食べることができないので雰囲気だけでも感じて頂ければと思います。
様々な料理のレビューをしているユーチューバ―のDaym Drops氏がモッツァレラチーズ・スティックのレビューをしています。この映像を見る限りとても美味しそうです。
モッツァレラチーズ・スティックには付属のソースがついています。チリソースみたいな味らしいです。
のびるのびる。チーズがのびています!
この映像を見ると私も食べてみたい衝動にかられます。熱々のモッツァレラチーズ・スティックはビールとも相性が合いそうです。日本マクドナルドでも発売してほしいアイテムです。
さいごに
今回のモッツァレラチーズ・スティック発売によってマクドナルド社の業績が劇的に改善されるかどうかは未知数ですが、本当に美味しい飲食物を提供するという飲食店の基本命題を実行することは最も期待の持てる施策だということだと思います。日本に上陸してきたら私も食べてみようと思います。
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