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週末起業でたこ焼き屋

10兆円の年金消滅と下流老人

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株価イメージ

年金をジャンク債に投機する日本で果たして老後の生活は大丈夫なのか

先日、年金をジャンク債に投機する日本という記事を書きましたが、約140兆円の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2015年7月から9月までの三ヶ月間で約10兆円もの年金が株価急落の影響で消失したと言うニュースが飛び込んできました。

GPIFマイナス運用か 7~9月、世界株安響く

約140兆円の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、7~9月期の運用成績がマイナスになったもようだ。世界的な株安が響いた。運用損となるのは、2014年1~3月期以来、6四半期ぶり。

出典:日本経済新聞

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たった三ヶ月で10兆円ものお金が消えてなくなるというのはインパクトがあります。と、言いますか消えてなくなったお金は日本国民が一生懸命に働いて納めて国に預けている年金です。さらにこのGPIFは、これから年金をジャンク債に投資すると発表していますので私が需給年齢に達する頃には年金は消えてなくなっている可能性もあります。

逆に考えると、ただでさえ少子化で移民を受け入れていかなくては今後の年金運用は事実上不可能ですので一か八かの賭けに出たのかもしれませんが、今後の世界情勢は株価の上昇傾向にはありません。ジャンク債に投機した運用資金が何倍にもなって帰ってくることは無いと考えるのが自然です。

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日銀の量的緩和は危険です。

いわゆる「黒田バズーカ」と言われる金融緩和ですが先日、米格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は日本国債の格付けを「ダブルAマイナス」から「シングルAプラス」に引き下げたばかり。量的緩和を実行すればするほど日本国債の価値は下がり、最後にはデフォルト(国家破綻)することになります。

従って、普通の感覚で考えると次の黒田バズーカはあり得ないということになります。しかしながら、一部の報道では10月中に日銀が量的緩和を実施する可能性が高いとされています。もし仮にこのような状況下で量的緩和を実施するような事があれば手持ちの現金の一部を何らかの現物資産(金など)に換えておく必要があると私は考えています。

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下流老人という言葉が登場。

最近になり、「下流老人」なる言葉が登場しています。下流老人とは一体なにを意味する言葉なんでしょうか。下流老人一億総老後崩壊の衝撃-朝日新書-藤田孝典著の紹介文を引用すると以下のようになります。

年収400万でも、将来生活保護レベル!?
今、日本に「下流老人」が大量に生まれている。
そしておそらく近い未来、日本の高齢者の9割が下流化する。
本書でいう下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者、およびその恐れがある高齢者」である。現在すでに約600万人が一人暮らし(うち半数は生活保護レベル)をしているが他人事ではない。
間近に迫った「老後総崩壊」にどう対処すればいいのか?

引用:藤田孝典著 下流老人AmazonBooksより

この本の副題は「一億総老後崩壊の衝撃」です。今回の記事ではGPIFが無謀な年金運用をしていて近い将来に年金が破綻するのではないかという内容ですが、それどころか現時点で既に年金は満足に支払われておらず、その結果として極貧生活を送らざるを得ない老人が増えてきているというのです。

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2015年6月30日、午前11時30分ごろ1人の老人が新幹線で焼身自殺を図った。

焼身自殺を図ったのは71歳の老人でした。何の関係もない50代の女性まで巻き添えにしての焼身自殺。このニュースが流れた当初は「最近は本当に物騒になったなぁ」という感想しかなかったのですが、年金について調べていくうちに生活苦を抱える下流老人の自殺であったことが判りました。

新幹線内で焼身自殺? 男女2人死亡 「死ぬかとおもった」乗客がツイッターで緊迫する現場実況

2015年6月30日11時30分ごろ、神奈川県小田原市を走っていた東海道新幹線「のぞみ225号」から煙があがり、緊急停止した。NHKによると、男性1人が死亡、女性1人が心肺停止となり、ほかにも負傷者がいるもようだ。

「目の前で火災」「死ぬかとおもった」など、新幹線に乗り合わせた乗客らからは緊迫した現場のツイートが行われている。

出典:Jcastニュース

焼身自殺した犯人は東京の西荻窪で家賃4万円のアパートに住んでいた老人です。この老人は犯行に及ぶ何日か前に杉並区議に「生活が苦しいので生活保護の対象にして欲しい」と電話連絡をしていたといいます。当然、生活が苦しいからと言って他人を巻き込んで焼身自殺など到底許されるべき行為ではないのですが、違う意味で考えさせられる事件となりました。

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以前、ねんきん定期便という記事を書きましたが私自身の老後の生活は今回の焼身自殺をした老人よりも悲惨です。毎月の予定支給額は

一か月6万円。

これでは、家賃すら支払うことが出来ません。つまり私は現在41歳なのですが、老後を迎える年齢になる前に「死ぬ」のか「生きる」のかを選択する必要があります。もし「生きる」道を選ぶのであれば老後の生活を支える何らかの資産を作っていく必要があります。資産と一言でいっても種類は様々です。賃貸物件(不動産)もあれば、たこ焼き屋さんのような収益を生み出すビジネスもあります。では、実際に貧困化した老人はどのような生活を営んでいるのでしょうか。

食費は月に5000円。

月額2万円の年金は家賃にしかならない。

大阪市西成区に住む吉田勝市さん(仮名・73)は、先月の東海道新幹線放火事件の林崎春生容疑者(71)と同じく、若い頃、歓楽街で流しの歌手として活動していた時期もあるという。いわゆる会社勤めの経験はない。年金支給の区分でいえば「自営業者」にあたる。

15歳から歓楽街を中心に仕事をしてきたが、不安定な収入でもあり貯蓄もままならず。好きな女性もいたが生活基盤がないことから同棲はしても結婚までには至らなかった。だがそんな不安定な生活のなかでも、漠然とした将来の不安から年金への納付は可能な限り行なってきた。

しかしその年金支給額は月額2万円だ。西成区内に住むアパートの家賃(管理費込み)で1万8000円を支払うと2000円しか残らない。

「どうにか年金支給されるだけ、若い頃の一時期、年金を納付してたからまだマシや。これで年金なかったら6000円の日雇いをもう3日増やさなならん。この歳ではきついわな」(吉田さん)

出典:dailynewsonline 2015.07.13

上記の事例は極端な例かもしれません。しかしながら、今後は9割の高齢者が貧困化していくという試算もあります。サラリーマン時代に年収400万円台でも老後は貧困化が待ち構えている状態です。政権批判を書くのは不本意なのですが、諸外国にばら撒いている多額のお金を少しでも社会福祉に充てられたらと考えてしまいます。繰り返しになりますが、今回の消費税増税は社会福祉の予算のために施行すると政府与党は国民に説明していましたが、実際には社会福祉に充てられた事はありませんでした。

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さて、そのような状況の中で政府をアテにして生存することは事実上不可能です。アテに出来るどころか増税を始めとした国民負担は増えていく方向にあり、今後の非常に厳しいサバイバルな環境下で今後の人生を送っていかなくてはならないのです。

生き残る方法は、現役時代に全力を尽くして何らかの資産を構築していく以外に方法はありません。30代~50代の20年間をどのように生きるかによって、その後の生活が地獄になるのか、平和な生活をおくることができるのかが決まります。

趣味などしている場合ではない。

正直、そのような心境です。「人生をエンジョイしなきゃ」と趣味に時間とお金を過度に費やすことは老後の地獄生活を保証するものとなります。また、単純に貯金をしても心配です。日本国の累積債務は既に1300兆円を超えており日本円の価値は今後も下がる要素しかありません。今の一万円が老後の時期になって同じ価値として機能するかと聞かれると、私はNOと答えます。

ですので、お金をためると言うよりは資産を作っていくしか方法がないのだと思います。私は週末起業のたこ焼き屋に始まり、様々な資産を全力で作っていこうと考えています。ボーっと生きていると、あっという間に時間が経過していきます。

「もう、42歳か」「もう43歳か」と言っている間に50代がやってきます。41歳の私にとって時間はあまり残されていないんです。

本日は日曜日でお休みの日。大好きな鯖の干物を隣の県まで行って買ってきました。今夜は鯖の干物で晩御飯です。明日からの多忙な日々に備えて身体を休めたいと思います。

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