定額制の動画配信サービスが続々登場。好きな番組や映画をお金を払って自由にどこでも楽しむ時代に。日本のテレビ局は時代の潮流に翻弄される。
定額制動画サービスとはなにか
テレビに専用の機材を接続してストリーミング方式(ダウンロードしながら視聴してデータの保存が出来ない)で視聴する仕組みのことを意味します。私自身も数年前からAppleTVでhuluという定額制ストリーミング配信サービスを契約して好きな時に自由に映画や米国のテレビドラマを視聴しています。
現在、日本で提供されている定額制動画配信サービスは下記の通りです。
- Hulu(フール―)月額933円(税抜)で人気映画やドラマ10,000本が見放題
- Netflix (ネットフリックス)月額650円(税抜)で数多くの番組が見放題。値段によって画質が違います。
- U-NEXT(ユーネクスト)月額1990円(税抜)で100,000本のカラオケなどを含むコンテンツ利用可
- Amazon Fire TV(Fire TV Stickが必要)プライム会員年会費3900円(税込)で大量の動画が見放題
アマゾンの動画配信に関しては過去記事の通販業界はアマゾンが制覇しているをご参照ください。
ついに日本のテレビ局も動画配信をスタートさせた
日本のテレビ局はインターネットでの定額制動画配信が普及すればするほど視聴率が下がり続けることを意味します。最近のテレビ業界の進化といえば4Kや8Kなど画質向上以外の進化はありません。この流れもシャープや東芝の状態を見ると長続きする方向性ではないことが理解できます。
視聴者は画質の向上よりも良質なコンテンツを求めており、画質など二の次となっているのです。そのような中でフジテレビジョン・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京・日本テレビ放送網のキー局5社が共同で無料映像配信サービスTVer(ティーバー)をスタートしました。
TVer(ティーバー)は放送後のテレビドラマやバラエティー番組のコンテンツを提供しており、広告は表示されるものの視聴者は無料で映像を見ることができます。
また、TVer(ティーバー)はスマートフォン専用アプリも用意されていていつでもどこでも視聴することが可能となっています。アプリについては上記の定額制動画配信サービス各社全てが実装しています。私もタブレットをお風呂に持ち込み、映画などを観ています。
また、このような定額制動画配信サービス全てにおいて言えることですが光回線などの高速回線でなくてもwifiなどでも視聴可能です。ちなみに私はwifiのモバイルルーターで視聴しています。
飲食店に例えると液晶テレビが内装、番組コンテンツが料理
このように、高性能な液晶テレビが登場してもその中に入れるコンテンツが充実していなければムーブメントを起こすことはできません。飲食店に例えると液晶テレビは内装です。どれだけ豪華な内装でも出てくる料理のレベルが低ければ飲食店としては成功することはできません。
反対にどれだけ高品質な料理を提供していても内装がめちゃくちゃだと同じように成功することはできないでしょう。内装と料理のコラボレーションによって初めて価値が生まれるのだと思います。
しかしながら例外もあります。内装だけで成功している飲食店があります。その名も「ロボットレストラン」です。ロボットレストランは新宿歌舞伎町にある100億円の巨大ロボットが歩くレストランです。
この平成大不況の中でバブル時代を彷彿とさせるバブリーなレストランが日本にあるということも驚きですが、このレストランは海外でも有名で外国人観光客が数多く訪れているレストランでインバウンド消費をしっかりとおさえている点が特筆に値します。
ここまで徹底的に内装にこだわる場合は提供する料理の質など問題にはなりません。ロボットレストランは純粋な飲食店というよりもテーマパークに近い業態だと思います。何にせよ誰もやっていないようなビジネスモデルは競合他社が存在しないので強いですね。
上記の記事を見る限り、さすがのアメリカ人も「ぶったまげている」様子が伺えます。まるでラスベガスのような新宿歌舞伎町のロボットレストラン。世の中には私の想像をはるかに超える飲食店が数多くあるのだと思いました。
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