日本コナモン協会熊谷会長いわく「美味しいたこ焼きの見分け方はしぼむこと」というのです。
たこ焼きの歴史
たこ焼きの歴史は古く戦前の昭和8年。このたびミシュランガイドに掲載された大阪市西成区の会津屋さんの創業者である遠藤留吉氏が開発したとされています。
も ともと「ラジオ焼き」というたこ焼きの原型といわれている食べ物がありました。ラジオ焼きは生地の中にこんにゃくを入れて丸く焼き上げるもので遠藤留吉氏 はそれを改良していきました。当初は醤油で味を付けた牛肉を入れた「肉焼き」などを作っていましたが最終的に卵を生地に入れて中身にタコを入れることで 「たこ焼き」が完成したといわれています。
たこ焼きの中に空洞ができる焼き方がポイント
たこ焼きは出来たてアツアツを食べるのが最も美味しい食べ方であると思います。しかしながら自宅に持ち帰って食べることや「夜のお店」にお土産として持参するなど、たこ焼きを取り巻く環境はさまざま。たこ焼きが冷めたら「しぼむ」と格好悪いと考えている経営者の方も多いと思いますが美味しいたこ焼きは「しぼむ」のてす。
なぜ、「しぼむ」のか。それは銅板に生地を流してから成形していくのですが私の場合、3回から4回程度まわして仕上げまでもっていくようにしています。
そのようにすることによって、たこ焼きの中が蒸し焼きになり保湿効果が出てきます。さらに、たこ焼きの中が空洞になり「外側カリッと中はとろっとモチモチ」のたこ焼きになっていきます。
日本コナモン協会の熊谷会長は「5分以上放置するとしぼんでしまうたこ焼はおいしい証拠」だと言っています。
参考:Newsポストセブン
明日の朝に「チン」して食べても美味しいたこ焼き
私のお店のたこ焼きは前日の晩に持ち帰ったものを朝に「チン」して食べても軟らかい状態です。そのかわり見た目は「しぼんで」います。時間が経過しても硬くならないのが理想的なたこ焼きです。
お持ち帰りのたこ焼きの品質で口コミの広がりが左右されます。ですので、ここの部分は重要です。
日本コナモン協会という組織がある
たこ焼きやお好み焼きなどの「コナモン」業界の団体である日本コナモン協会。いったいどのような団体なのでしょうか。同協会のホームページには以下のように書いてあります。
会長の熊谷真菜を中心に、コナモンを愛するメンバーで構成する民間団体です。
食文化研究者や愛好家が集まり、日々コナモンの発掘と普及に努めています。
今回のように会長さんが「しぼむ」たこ焼きは美味しい!と言って頂けるのは私のお店にとっては追い風です。お客様との会話の中で活用して行きたいと考えています。
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