たこ焼き屋開店に必要な機材・食材も一通り揃った段階で、いよいよテスト運用をスタートします。まずは、近親者を呼んで食べて頂きます。知り合いという事もあり、緊張せずにテストできますし意見もストレートに頂けます。どれだけ入念に準備をしているつもりでも実際に業務をスタートすると様々な不具合が出てきます。
私の場合も、たこ焼きは不完全だし生ビールも理想には程遠いクオリティーからスタートでした。何回もテストしているうちに少しずつ理想に近づいてきます。納得のいくレベルに達するまでは絶対に開店するべきではないので、何日も運用テストを繰り返しました。
オープン日は店休日の前に
私は、お店のオープン日をゴールデンウィーク前に設定しました。店休日は、日曜・祝日・木曜日ですので5月1日にオープンして2日の営業を経て連休に突入しました。何故、連続した店休日前にオープンしたのかというと
オープン直後は必ず不手際や改良点が多々あるため
特にオープン当初はたくさんのお客様が来ます。不完全な状態で営業を続けていると、「なんだこの店は、あまり良くないな」という印象を与えることになり、繁盛したとしても次の売上に繋がりません。ですので、余裕を持ったスケジュールにする必要があるからです。
オープン後、2日の営業を経て連休中はひたすら業務の改善等に尽力しました。その結果、オープン初期にありがちな不具合を最大限改良した形でオープン初月を乗り越えることが出来ました。
信用をなくすのは一瞬。
息の長い商売をするためにも、とにかく「無理」は避けて常に「余裕」を持って営業する必要があります。お客さまからのクレームは精神的ダメージも大きく、業務に対してのモチベーションも下がります。なるべくクレームの出にくい体制をお店側が作るべきであり、それがひいてはお店の信用に繋がっていきます。